2024年3月1日(金)~31日(日)の間は、外来診療は休診となります。
4月1日(月)以降の診療につきましては、現在の場所で新たな医療機関として、内科外来・眼科外来・泌尿器科外来・人工透析・健診センターの診療を行う予定です。(入院診療は行いません。)
消化器内科(消化器病センター)について
長津田厚生総合病院では「消化器病センター」を設置して、消化器内科と外科が連携をとり、総合的な見地から診察しております。
消化器内科の対象となる臓器は食道、胃、十二指腸、肝臓、胆嚢、膵臓、大腸と多岐にわたります。
対象となる疾患は、逆流性食道炎、胃潰瘍、胃炎、腸炎、肝炎、胆石、胆嚢炎、膵炎等の良性疾患から、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵がん等の悪性疾患まで、幅広く診療しています。
各疾患の診療ガイドラインに準拠しつつ、個々の患者さんに合った治療を提供できるよう心がけております。
消化器疾患(特に悪性疾患)は早期発見、早期治療が大切ですので、以下のような症状がある場合はすぐにご相談下さい。
- 胸焼け
- 食欲不振
- 嘔吐
- 胃もたれ
- お腹の痛み(胃痛、みぞおちの痛み、下腹の痛み)
- お腹の張り
- 便秘
- 下痢
- 血便
- 便が黒い(黒色便)
- 体が黄色い(黄疸)
- 健診・検診で異常を指摘された(肝障害、便潜血陽性 等)
現在、消化器内科は常勤医が4名、非常勤医が8名在籍しております。
熟練したスタッフで構成されており、大学病院で行うような高度な治療も行っております。また大きな専門病院と比べて、日程的に早めに検査や治療を受けられる体制を組んでいます。CTやMRI検査も比較的お待たせすることなく受けて頂けますので、「忙しいけど受診したい」方もぜひご来院ください。
外来は月曜日から土曜日まで対応しておりますが、曜日によっては半日の診療となっておりますので、受診の際は外来診療体制表をご確認ください。
主な検査
- 胃カメラ
- :食道、胃、十二指腸の病気の有無を調べるための検査です。
- 大腸カメラ
- :大腸の病気の有無を調べる検査です。便潜血陽性の時も推奨されます。
- 腹部超音波
- :肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓等の異常を確認する精密検査です。
- 腹部CT
- :コンピューター断層の事で、X線を使って腹部の断層写真を撮影する検査です。
- 腹部MRI
- :磁気共鳴画像の事で、磁石と電磁波を使って断層写真を撮影する検査です。
- 内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)
- :口からの内視鏡を用いて胆管や膵管を造影する検査です。胆汁や膵液を回収したり、病変部から組織を取って病理検査を行う事も出来ます。
主な治療手技
- 内視鏡的止血術
- 内視鏡的ポリープ切除術(Polypectomy)
- 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
- 食道静脈瘤硬化療法(EIS)
- 食道静脈瘤結紮術(EVL)
- 悪性消化管閉塞に対する金属ステント留置術
- 消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術
- イレウス管挿入術
- 内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
- 内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
- 内視鏡的胆道結石除去術
- 胆道ステント留置術 (内視鏡的/経皮的)
- 経皮経肝胆管/胆嚢ドレナージ術 (PTCD/PTGBD)
- 経皮経肝膿瘍ドレナージ術(PTAD)
- 内視鏡的消化管異物摘出術
- 経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)
- 肝動脈化学塞栓術(TACE)
- 胃瘻造設術・交換
検査・治療実績
2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
---|---|---|---|
上部消化管内視鏡 | 3,636 | 3,979 | 4,034 |
下部消化管内視鏡 | 893 | 1,225 | 1,009 |
内視鏡的粘膜切除術(EMR)・内視鏡的ポリープ切除術 | 145 | 195 | 347 |
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)※食道・胃・大腸 | 4 | 20 | 35 |
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP,EST,EPBD,stent等) | 25 | 47 | 40 |
経皮経肝胆管ドレナージ等(PTCD,PTGBD,PTAD等) | 14 | 14 | 10 |
内視鏡的バルーン拡張術 | 0 | 13 | 17 |
内視鏡的消化管ステント留置術 | 0 | 3 | 3 |
内視鏡的消化管止血術 | 16 | 23 | 24 |
内視鏡的異物摘出術 | 1 | 5 | 3 |
胃瘻増設術 | 11 | 10 | 5 |