長津田厚生総合病院では、メディア等でも話題となっている「睡眠時無呼吸症候群」(SAS : Sleep Apnea Syndrome) の検査を行っています。
【3】簡易検査は、携帯型検査装置を用いて、患者様のご自宅で行っていただきます。
簡易検査の結果を見て、さらに睡眠状態や呼吸状態をより詳しく把握する必要がある場合には、1 泊 2 日の検査入院で「終夜睡眠ポリグラフ (PSG) 検査」(PSG:Polysomnography) を実施します。
■終夜睡眠ポリグラフ検査 (PSG)
「終夜睡眠ポリグラフ検査」(PSG) では、脳波・眼球運動の測定による眠りの深さ、呼吸の状態、パルスオキシメーター測定による血中の酸素飽和度などをモニタリングして睡眠時無呼吸症状を詳しく調べることになります。
睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の患者様は、睡眠中に無呼吸が繰り返されることで、
(1) 睡眠の質が低下し、日中の過度の眠気等の症状につながる
(2) 無呼吸の間に肺での酸素取り込みと二酸化炭素排出が止まる為、様々な臓器に悪影響が及ぶ
とされています。とりわけ、高血圧症・糖尿病などの生活習慣病や虚血性心疾患、脳血管障害との関連が取り沙汰されています。
睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の治療として、長津田厚生総合病院では、生活習慣に関するアドバイスをさせていただくほかに、重症度に応じてシーパップ治療 (CPAP 治療:マスクを介して気道に陽圧をかけ、気道の閉塞を防ぐことで無呼吸を取り除く治療法) を導入しています。