長津田厚生総合病院では、地域のみなさまにご自由に参加いただける健康講座を開催しています。(ご参加無料・事前お申込み不要)
4/19 および 5/10 に長津田厚生総合病院の総合受付前ロビーにて開催した健康講座は、「お薬を正しくお使いいただくために守っていただきたいこと」と題するものでした。
講座では、服薬数の多さについての不安など、参加者の方からの熱心な質問をいただきました。
「くすり」をさかさまから読むと、「リスク」となるように、薬には良い作用がある反面、好ましくない作用 (副作用) があります。決められた用法・用量を守って正しく服薬することが大切です。例えば、お酒といっしょに薬を飲んではいけませんとはよく耳にされることとは思いますが、お酒だけではなく、グレープフルーツジュースといっしょに飲んでしまうと、想定以上の効果や副作用が出てしまう薬があります。血液を固まりにくくするワーファリンという薬がありますが、この薬は納豆に含まれるビタミン K によって、効果が弱められてしまいます。
講座のおさらいを少しだけしておきましょう。薬の効果がきちんと出るように、また副作用や危険性のリスクを少なくする為に、服薬は、医師・薬剤師の指示を守って行うように心掛けてください。
【服薬にあたって、守っていただきたいこと】
・指示された用法・用量で服用してください。
・自己判断で服用を中止したり、用量を変えたりしないでください。
・気になる症状が現れた場合には、医師・薬剤師にご相談ださい。
・診察時や薬を購入される際には、現在服用中の薬についてお知らせください。
・同じ症状であるからといって、ご家族や知人に薬をお譲りにならないでください。