1.血糖値
空腹時と、食後2時間の血糖値をもとにすると、次の数値が判断の目安になります。
レベル | 空腹時血糖値(単位 mg/dl) | 食後2時間(単位 mg/dl) |
---|---|---|
正常型 | 100mg/dl未満 | 正常型140mg/dl未満 |
正常高値 | 100mg/dl~110mg/dl未満 | |
境界型糖尿病 | 110mg/dl~126mg/dl未満 | 140mg/dl~200mg/dl未満 |
糖尿病 | 126mg/dl以上 | 200mg/dl以上 |
2.HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
HbA1cは、赤血球内に多量に存在する蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合した「グリコへモグロビン」の一種で、糖尿病と密接に関係しています。
赤血球の寿命はおよそ120日(4ヶ月)で、赤血球はこの間、ずっと体内を巡り、血管内のブドウ糖と少しずつ結びつきます。
高血糖状態、つまり血液中に余っている糖が多ければ多いほど、赤血球と糖の結びつきが増え、グリコヘモグロビン(HbA1c)も多くなります。
血液中のHbA1c 値は、赤血球の寿命の半分くらいにあたる時期の血糖値の平均を反映します。すなわち、血液検査でのHbA1c 値は、その日から1~2ヶ月前の、持続的な血糖の状態を推定できることになります。
現在、日本糖尿病学会では、HbA1c について、国際標準に合わせたMGSP値を使用しており、それに照らすと、6.5%以上の場合に糖尿病型と判定し、糖尿病が強く疑われる、とされています。